雪見温泉
週末温泉の楽しみの話から雪見温泉へと話が広がり雪見温泉に出かけました。我々は高齢者の部類に入るようでそれなりの特権もあります。JR東日本の大人の休日倶楽部です。JR東日本の運賃などが3割引となり予約も出来るのであります。更に年に3回ほどは4日間連続でのサービス時期があり¥15,000で乗り放題というキャンペーンもあるのだ・・。今回はキャンペーンの期間にはちょっとずれてしまい残念ながら通常の割引で土曜午後に新幹線「こまち」で秋田県田沢湖へ向かいました。そこからバスで40分ほどの「乳頭温泉」へいざ・・。
盛岡を過ぎると車窓は雪景色にかわり、田沢湖近くでは更に雪深い景色になり久し振りに懐かしい雪景色となってわくわくとしてきました。4時に田沢湖着き、バスで乳頭温泉に向い5時10分には目的地の「妙の湯」に到着です。乳頭温泉には7つほどの温泉がありそれぞれ泉質が少しずつ異なっている。逗留先は「妙の湯」でありります。早速に食事前に温泉で体を温めることに・・。ここはちょっとモダンな作りの旅館で中はきれいな心地よい空間でありました。食事も手を掛けた美味しい料理で、温泉旅館にありがちな、既にテーブルに料理が並んでいるようなものではありませんでした。温泉も入るなりとても肌に心地よい感じの泉質でゆっくりと初日の温泉を楽しむことが出来ました。
翌日は7カ所の温泉の幾つかを廻ることとして朝食後歩いて大釜温泉・蟹場温泉へと向かった。雪深い雪道をあるくのも久し振りで天気も良く気持ちいい朝の散歩にはなりました。さて、蟹場温泉からはバスで乳頭温泉の目玉「鶴の湯」へと向かいました。鶴の湯は由緒ある温泉で秋田藩主の湯治場であったそうです。歴史ある建物(ちょっと古い・・)と混浴露天風呂であります・・。入り口には「かまくら」が作ってあり、アプローチは雪に囲まれた客室、温泉入り口などとても趣のある風情でありました。
温泉巡りのシャトルバスの中もアジア系外国人が多く、入浴しながら色々とたずねてみましたが、彼らはネットで日本国内の温泉を調べて予約して来るそうです。前日泊まった旅館も同様、約半数は台湾、シンガポール、香港、タイなどのアジア系外国人でありました。鶴の湯も大勢の観光客(この2月の雪深い時期にこんな辺鄙なところにまで・・と思ってしまいましたが)の多くは外国人でした。ちょっとびっくりではありました。混浴も何の其の、西洋系観光客もアジア系観光客もみんな雪景色を見ながら裸で気持ちの良い温泉を楽しんでおりました。
裸で温泉は心の垣根も取り払ってくれるのでしょう。温泉に入りながら色々な人と会話することが出来、とても良い一日を過ごす事が出来ました。 雪見温泉はこの時期しか楽しむことが出来ません。是非行かれてみては如何でしょう・・。東北ばかりでなく信州、関東にも雪を見ながら温泉を楽しむ事が出来るところが沢山あるようです。 多分外国の方も沢山おられるかもしれません・・。観光立国日本では当然でしょう・・。