院長のひとりごと

京都・大阪

関西方面への出張が結構あります。東京・大阪は近いもので「のぞみ」で2時間半ほど、十分に日帰り仕事ができる距離です。しかしながら、途中の京都もとても魅力的であり、大阪に仕事があっても時間を割いて京都に寄ることが多々あります。 今年に入ってぶらり京都にも行きましたが大阪経由で一寸立ち寄りというすでに二回も京都へぶらりと出かけました。

N700系A 最新車両にあたりました・・静かで揺れも少無く快適でした 相変わらずへそ曲がりの私は人の大勢いる京都よりも寒くても人のいない京都が好きです。暗いどんよりとした空を背景にした名刹をぶらぶらと尋ねるのも良いものです。今回は十数年振りの公開となった妙心寺の東海庵を尋ねてみました。バスでのんびりと北門で降り、広い境内の小路を歩いていると西田幾多郎先生の墓所がある霊雲院などを見つけ、その先の目的の東海庵にたどり着きました。この時期人は少ないといってもさすが観光地京都、中に入ると結構な人がおりました。ボランティアの方でしょうか、簡単な説明をしてくださる方がおられ、庭の説明を受けました。説明が有るか否かで見え方も変わってくるのが不思議ですね。

東海庵お庭・・久し振りの公開だそうです さて、その後1週間にも関西方面に出かける用があり大阪中之島へ早朝向かいました。中之島の公会堂の食堂で軽く昼食(オムライスが有名のようで皆さんオムライスを注文されておりました)、有効に時間を使うべく隣接する東洋陶磁美術館に足を運びました。

中之島公会堂  食堂のオムレツが有名のようです

東洋陶磁美術館・・・盗難・破壊・再生されて白磁も見てきました・・ 流石に美術館鑑賞は歩き疲れ後半はやや足早になってしまいました。さて、大阪は都会ですので町並みは東京都かわりません。やはり足はついつい京都へ向かってしまいます。淀屋橋から京阪特急で約50分ほど直ぐに祇園四条あたりに出ることができます。不思議なもので京都の町中に入るとホッとするのはなぜでしょうか?

まだ梅の咲き始めでありました さてこの日は日帰りでの大阪・京都、夕方迄まだ多少時間があります。京都の楽しみ方も色々でしょうが僅かの時間なので何をするかが問題です。この場合はやはり食べ物に行くのでしょうか・・?「京都本」成るものが多数有り時々目を通したり致しますが「極みの京都」(柏井壽著)という文庫本があり一寸「通」?好みの情報が載っております。同じ著者の「おひとり京都の愉しみ」もなかなかで路地裏の一人歩きの楽しみなどが書かれております。ということで路地裏をうろちょろと致しました。そんなことでよく見ると小さな祠があったり、井戸があったり、碑があったりとなかなかおもしろいものです。東京にも情緒あるところが色々とあるのでしょうが広すぎてそういった地域にたどり着く迄が大変ですが、京都はどこも趣のある町並みが続きそこがとても魅力的なのでしょう。 ということで今回の京都は路地裏をぶらぶらしつまみ食いをして夕方には帰路に就きました。