院長のひとりごと

乗り鉄 -夏-

さて、私のゴルフシーズンは終了となった・・・。と早速のんびりと「乗り鉄」に出かけた。JR東日本の大人の休日倶楽部などを使い、うんと足を伸ばして五能線の旅なども魅力的だが、まずはあまり無理せず近場から・・ ということで軽井沢からしなの鉄道・上田鉄道別所線に乗ってきた。  

しなの鉄道 軽井沢駅 日曜朝10:00軽井沢発の小諸行きに乗り、小諸乗り換え上田で下車、上田電鉄別所線である。 しなの鉄道は旧信越本線で長野新幹線ができるまでは、長野・松本方面・志賀高原・赤倉方面へのスキーやら軽井沢へとよく利用していた懐かしい路線である。まずは、中軽井沢駅、昔は軽井沢、中軽井沢と特急「あさま」が停車し、駅前の「かぎもとや」というそば屋なども繁盛していたが今は面影もないさびれた駅舎となっている。窓からの景色も昔とは大違いであるが、小諸辺りまでは右手の浅間山がきれいに見える。 

このところの夏日続きで、空の色は真っ青で快晴、夏の空色がきれいであった。列車は3両編成で乗客もまばら、ちらほらと「撮り鉄」の一人旅の乗客も見かけた。小諸で乗り換え(直通長野行きがなかったので)更に上田まで乗車し軽井沢から40分ほどで上田着となる。 

上田からは上田電鉄別所線に乗る。以前上田電鉄は上田中心に数本の路線があったようだが今は別所温泉に向かう路線のみである。電車の窓が「丸窓」の車両があり、それに乗れると思って出かけたのであるが、車両編成もいろいろあるようで今回登場した車両は東急車輌の1000系(東横線・大井町線などを走っている列車のお古です)であった。 

1000系 東急電鉄の車両でした

2両編成でシートは横並び、仕切りがあって、毎日お世話になっている電車でありました。ちょっとがっかりとはいうものの、家並みが間近に迫る車窓と、遠くに見える山並み、田園風景はまた格別でのんびりと景色を眺めて30分ほどで別所温泉到着する。この電車にもカメラ片手の「撮り鉄」「乗り鉄」と思われる乗客あり・・。結構多いですなぁ・・鉄道ファン。 昼頃であったのでまずは腹ごしらえかと事前に調べたそば屋を探しながらぶらぶら歩き始めました。 

懐かしいポストでした 一人さっさと歩く若い女性に追い越され、きょろきょろしていると遙か前方を歩いており、どうやら目的地は同じそばや方面であった。案の定「そば久」に入ると件の女性が先に座っておりました。 

     「そば久」入り口 こんな感じでぽつんとあります そば屋で昼から一杯も休日の心地よい過ごし方の一つ、まずは一杯、ビールから始まり日本酒とそば味噌と調子に乗って注文致しました。ついつい意地汚いので天ざる大盛りに至っては注文しすぎで食べ過ぎと相成りました。それでもとてもおいしく日曜午後の一時をそば屋で過ごすことができました。さてそれから心地よくなった頭と暑さのせいでかいた汗を流すべく温泉に向かう。 

                樹齢1200年の愛染桂と鐘楼です。  暑かった・・ 途中北向観音へお参りし、有名な共同浴場(大湯・大師湯など)も数カ所ありますが、眠くもなり、ちょっと休むことの出来る日帰り湯のある温泉宿を探し歩きました。えいやっと決めた柏屋別荘で1050円の入浴料と210円でタオルを購入し大浴場へ・・。入ってみたらちょっとがっかりの狭さでした。でもそれなりに温泉を楽しみロビーでうたた寝し、小一時間ほど旅館で過ごすことが出来ました。そろそろと帰りを考えぶらぶらと旅館を出て暑い日差しの中を別所温泉駅に向かう。

別所温泉駅 渋いですねぇ しかしながらあまり人を見かけない温泉街ではありました。 帰路は上田から新幹線で東京へ・・・楽しい一日でありました。 ローカル線の旅、結構楽しいですよ!