歌舞伎
新年恒例で国立劇場の歌舞伎を見に行く事にしている。「音羽屋」さん、尾上菊五郎さんは新年国立劇場で公演されている。菊五郎さんもゴルフ場つながりではありますが毎年20名ほどで公演を楽しんだ後に白金で早めの夕食を頂いて楽しい仲間の集まりであります。
今年は「世界花小栗判官」である。幕が開くとプロジェクターで馬と流星のシルエット・・まずは演目のテーマからということなのでしょうか・・。お話しは中世の語り物のひとつで小栗と照手姫のお話しで..詳細はwebで検索されたい・・。 荒馬が登場したり、最後の瀧を舞台にした立ち回りなどスケールの大きなお話しでありました。毎年劇中にその年の話題となったエピソードが入れ込まれており、昨年はピコ太郎でありましたが、今年は・・「違うだろ・・違うだろ・・・」「このハゲー・・」でありました。歌舞伎は大衆伝統芸能、正確には「狂言」といわれるそうで「歌舞伎は」俗称とのこと。其の時代時々にあった話題が入り込まれている。ちょっと笑いをとる場面も幾つかあって楽しいものであります。 国立劇場での「小栗判官」がとても楽しかったので、歌舞伎界のもうひとつの話題である「高麗屋」白鴎・中村吉衛門・中村染五郎の三代同時襲名も是非見たくなり、無理矢理チケットを手に入れて歌舞伎座へも赴きました。こちらも年末年始連日テレビで襲名披露が放映されており、千秋楽前日でありとても大勢の人々で賑わっておりました。夜の部は襲名披露の「口上」がありそれも楽しみの一つでありました。こちらは「高麗屋」十八番「勧進帳」である。新幸四郎が弁慶を新染五郎が義経を演じこちらも親子共演とても素晴らしい舞台でありました。新染五郎は13歳できりりとした顔立ちで将来が楽しみな役者となることでしょう。 歌舞伎もオペラ同様楽しくゆったりとした時間が過ごせる贅沢な娯楽ではありました。是非一度出かけられては如何でしょうか?