院長のひとりごと

富山の旅

富山 久し振りに富山へ出かけました。富山は他界した義弟の実家のあるところで随分と前に一度行ったきりである。今回は古い友人に会いにという理由と美味しい冬の寿司を食べに出かけました。 北陸新幹線が出来て富山へはとても便利になりあっという間に着くことが出来ました。まだ寒い2月中旬降り立った富山は行がちらほら振っており空はどんよりと曇っていた。昼を何にしようかと新幹線の中で色々と考えてまずは軽く富山ブラックラーメンに挑戦することにした。 googleで駅に近い店を探してまずは一杯頂くことにした。ラーメンのスープの色はまさに黒色・・具は普通のラーメンの具であったがお味はというとちょっとびっくり何と塩辛いこと・・。聞くところによると色は醤油の色でかなりしっかりと味が濃い・・。発祥は工場に働く労働者のために考案されたラーメンで、味が濃くご飯も頂けるように作られたと言うことで納得致しました。私たちにはぺろりと平らげるにはちょっと味が濃すぎて困りました。寒い土地柄には濃い味が合っているのでしょう。

さて、知人と待ち合わせ、まずは車で近くを案内して頂くことにしました。車で高岡市の瑞龍寺へ行きました。瑞龍寺は前田利長の菩提寺として1663年に完成したそうだ・・国宝である。回廊があり雪に覆われた寺はとても凛とした雰囲気の素晴らしい建物であった・・。中に入るとなにやらご案内の僧侶がおられ、立て板に水の如く寺の由来やらないやら・・ついつい引き込まれてお話を伺うことが出来ました。静かな人の少ない寺は心洗われる思いでした・・

その後富山市に戻り、「リバーリトリート雅楽倶」というとても素敵なホテルでお茶を・・私はワインでしたが・・頂きました。館内はモダンアートの作品が展示されておりとても素敵な雰囲気のあるホテルでありました。次回はぜひ滞在してみたいと思いました。 夜は今回の旅の主題である・・富山湾の寿司を食べる・・ということで知人に鮨屋へ連れて行って頂きましたが残念ながら前日のしけと市場の休日が重なり美味しいネタはありませんが・・と始めに大将に断られてしまいました。それでも冬の富山の味をそれなりに堪能することが出来ました。 翌日は「鉄」を発揮し市内を走るトラムに乗り岩瀬浜へと向かいました。日本海側には北前船の往来が盛んで以前行った酒田も大きな回船問屋がありましたが富山にも森家という回船問屋があり、其のお屋敷が見学できるようになっておりました。明治の頃まで住まわれていたとのことで大きな金庫も保存されており、案内の方が是非写真を撮ると良いといわれパチリと一枚・・お金とご縁が出来ますように・・。

ご縁にあやかりたいですね・・・

さて、またまた友人にご登場願いおわら風の盆で有名な八尾市まで足を伸ばし町の見学と相成りました。以前から是非尋ねてみたかったところでしたのでとても楽しみにして参りました。こちらもシーズン以外はひっそりとした佇まいで、雪が道に積もり古い町並みにぽつりぽつりと洒落た喫茶店や豆腐屋など人気の少ない町はとても心休まる思いが致しました。風の盆の時期には町中が人出あふれるそうですがひっそりとした八尾の町並みも良いものでした。 今回は駆け足の富山見物ではありましたが冬の富山は金沢とは違ってとても静かな旅をすることが出来ました。

番外編 日本で一番美しいところにあるスターバックス だそうです