オトキュウ その1
「大人の休日クラブ」のことをそういう言い方をするそうです。言葉を短縮するのは好きではありませんが・・。ということでまたまた4日間乗り放題で「乗り鉄」してきました。今回は前回の「五能線」に引き続き日本海側「羽越線」です。まずは上越新幹線「とき」で新潟へ、さらに白新線経由「羽越線」で山形県酒田へ向かう事に致しました。土曜日の午後、11:30に仕事を早めに終え(サボってが正しいかもしれません。残りのお仕事は非常勤の先生にお任せ致しました。)恵比寿から東京駅へ向かい12:32発の「とき323号」へ乗車、この場合お昼は駅弁ということで、東京駅で「たん熊北店」のお弁当とビールなどを買い乗車、いざ新潟へ・・。途中高崎を過ぎ長いトンネルが続き越後湯沢あたりから雪深い景色が続きました。途中長岡辺りは雪が小やみになり、以前長岡の病院に月に一度アルバイトに来ていたのでちょっと懐かしい気持ちになりました。
浦佐あたり 雪深いところですね 2時間ほどで新潟着約1時間ほどの乗り継ぎ時間あり寒さに備えて駅ビルでアンダーウエアを調達しいざ羽越線「いなほ7号」秋田行きへ乗車、定刻通り15:32新潟を出発致しました。新発田経由で山形県酒田へは17:37着、約2時間ほどの行程です。
新潟到着
羽越線 特急「いなほ」E653系
順調に日本海の冬景色を見ながら夕日も見られればと思いきや、天候は荒れ模様、風も強くなり新発田を過ぎて村上あたりから徐行運転となりました。風は強く時々雪が横殴りに窓に吹き付ける音もなかなか凄いものがありました。しかし列車の速度はゆっくりと30kmほどの速度で屡々停車することもありました。窓からの日本海の眺めは今までに見たことの無いような海の荒れ具合、どんより暗い空の下、海のうねりはかなり大きく、岩に当たり砕ける水しぶきは白く大きな白い布が迫ってくるような景色で、列車の窓から間接的に見ていても一寸恐怖を覚えるような景色でした。
不気味なうねりの日本海 一寸怖さを感じました
白く波立つ暗い海 不気味でした 列車は遅れに遅れて約2時間
車内は人は少なくが静かでした 外の景気とは全く違う空間です 列車の遅れは遅れに遅れ、途中越後早川当たりで既に1時間ほどの遅れ、内陸に入る小波渡あたりでは既に2時間ほどの遅れとなりました。結局酒田に到着したのは19:45さて夕食に間に合うかぎりぎりの所でありました。 酒田市はその昔、私が大学の医局に入局した頃は酒田市立病院に派遣先があり、先輩医師から「ポットフー」というおいしいレストランがあると聞いておりましたので、そちらへと向かい何とか時間ぎりぎりに飛び込みセーフでありました。名前から想像するに暖かいPot au feuが頂けるかと楽しみしておりましたが、フランス風田舎料理とのことで、コース料理が何種類かあり、肉料理、魚料理を選んで頂くものでした、素材は海のものも山形牛もとても美味しく手頃な価格で美味しく食事が出来ました。 酒田は風が強いところのようで駅に着いてから「ポットフー」に行くまでも、とても強い風で歩くのもままならないほど、傘も差すことが出来ないくらいの冬の夜道をみぞれまじりの中歩くのも良い経験ではありました。 やれやれ何とかホテルに到着・・明日は新庄経由で山形新幹線で帰路につくことにしてその晩はゆっくりと休みました。