院長のひとりごと

不携帯

私はいつもDocomoの携帯とiPhoneと両方使用している。スマートフォン1台あればよいのであろうが、仕事上以前から使用している携帯が手放せないので2台使いとなってしまった。そんな私が休日に軽井沢へ行き、渋滞を避けるために朝慌てて家を出て、東京に帰って携帯電話を置き忘れたことに気付いた。さて、困った・・。次に軽井沢へ行くのは1週間後の週末・・。もちろん取りに行く訳にもいかず、家人も行く予定無しということで携帯不携帯生活を余儀なくされた。初めは仕事場からの連絡や患者さんからの連絡に不都合が生じたらどうしようかと頭を悩ませたが仕方ないとあきらめの境地、何とかなるだろうと開き直った。いつもポケットや鞄に携帯を入れ、電車の中やお茶の時間、昼食時間にはついつい携帯に手が伸び、それを見る習慣になってしまっている。一寸手持ちぶさたではあるがそういった事をしないで周囲に目を向けてみると、電車の中では向いに座った乗客10人中7人は携帯片手になにやら指がごそごそ・・。以前であれば漫画週刊誌を開いて読んでいる若者や中年のおじさんが気になったものであるが、このご時世携帯片手にごそごそがやたらと目立ってしまいそのことが気になった。自らを振り返ってみれば歩きながら携帯をポケットから取り出してちらっと見てみたり、気になることあれば直ぐにiPhoneで検索してみたり半ば中毒状態である自分に気付いた。 しかしながら携帯不携帯生活で何が困ったかというと、殆ど何も不自由はないのです。電話の必要あれば固定電話で用が済み、mailは仕事場のPCからできるし、急な用件など殆どないことがわかったのです。 携帯に振り回される生活もなんだか慌ただしくて嫌なものですね。皆さんも数日携帯を持たずに出かけてみては如何でしょうか?いつもと違った町の風景が目にとまるはずです。