信越本線
十数年前までは軽井沢に列車で行くには信越本線を利用していた。さらにそれ以前は赤倉温泉・燕温泉・志賀高原などスキーに出かけるのも信越本線の夜行列車で出かけ、朝方スキー場に到着して宿に入ったりしたものであった。新幹線が開通し横川と軽井沢間が廃線となり今や碓氷峠は歩いて散策するコースとなっている。
結構沢山いるぞ 「撮り鉄」
ホームではこんな風景も
湘南カラーの169系 急行志賀 のヘッドマークがありました ゴールデンウイークに軽井沢へ出かけたときに偶然しなの鉄道の宣伝ポスターに「169系ラストラン」の文字を見つけた・・。軽井沢駅で湘南カラーの169系としなの鉄道カラーの二編成が同時に写真に納められるイベントであった。普段足を踏み入れることのできない軽井沢駅の碓氷峠側に入れるとのことで一寸覗きに行ってみた。ホームの端から線路にも降りることができ一寸わくわくとした気分で出かけた。廃線となった錆び付いた線路が途中途切れ、以前の信越本線の碓氷峠方面へと伸びている。私が中学生の頃には碓氷峠を登り切ってトンネルを抜け、軽井沢駅に着く直前に一つ踏切があり、それを渡って矢ヶ崎山方面に行くと武蔵学園の「青山寮」があった。懐かしい思い出ながら、今は踏切も「青山寮」も無くなり、プリンススキー場の駐車場やアウトレットへ向かうトンネルとなってしまっている。
廃線のホーム ここに何度も降りたたったのですが・・・
この先に踏切があったのですが 錆び付いた線路の写真を撮りながらそんな踏切のことを思い出した。 169系は湘南電車カラーでこの色の編成ももう殆ど見られなくなった。四十数年前には横川から碓氷峠を重連の電気機関車EF63が列車を連結して峠越えしたのを思い出した。 ホームから見える錆び付いた途切れた線路を見るとなんとなく淋しい気持ちになった。